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天然温泉に限りなく近いと評判の入浴剤5選|温泉ソムリエ取得者が解説

当記事には広告が含まれています。

家でも本物の温泉気分を味わいたい
温泉地名を借りただけの入浴剤じゃなくて、本当に天然温泉に近いものを探している

そう思っているお風呂好きの方に向けてこの記事を書いています。

ぼくも温泉ソムリエの勉強を始めてから、入浴剤の見方が大きく変わりました。一口に「○○温泉の入浴剤」と書いてあっても、中身は本物に近いものから、香料と着色料で再現した雰囲気メインのものまで、本物度合いには大きな差があるんです。

この記事では、温泉ソムリエ取得者である私・湯守みなとが、「天然温泉に限りなく近い」と湯守みなとが判断した入浴剤5選を紹介します。

参考基準は、本物の湯の花などを含んでいるか・本物の源泉成分が、どれだけ忠実に商品に含まれているかなどです。

温泉地名を借りた薄い入浴剤ではなく、現地の本物の温泉に限りなく近づけた商品を厳選して解説します。

当サイトは、温泉ソムリエ取得者の個人ブログです。勉強した内容や実体験やリサーチを基に正確な情報を心がけていますが、私の認識がもしかしたら間違っている部分もあるかもしれません。私個人の主観も含まれる点をご承知おきください。

この記事でわかること
  • 「天然温泉に近い」入浴剤の判断基準(湯守みなと視点)
  • 本物の湯の花100%・源泉濃縮配合・老舗オリジナルの5商品
  • 各商品の成分が温泉ソムリエ的にどう「本物っぽい」のか
  • 家庭で使うときの注意点(浴槽・追い焚き・洗濯への影響)
目次

「天然温泉に近い」とは何か?判断基準は

本題の5商品を紹介する前に、まず「天然温泉に近い入浴剤って、結局なに?」という大前提を考えてみます。(考え方はいろいろとあると思いますのであくまでご参考まで)

温泉地の入浴剤は本物度合いで4段階に分けられるかなと考えています。これは別の記事「温泉入浴剤の選び方」でも詳しく書いた話なんですが、簡潔に整理すると:

  • 源泉から採取した湯の花100%:別府明礬の湯の花、草津湯畑の湯の花など。本物中の本物
  • 源泉の温泉水を乾燥配合・濃縮配合:マグマオンセン別府(海地獄)、草津名湯の湯 濃縮温泉など。源泉そのものに極めて近い
  • 現地老舗・温泉地公認の本格再現:第一滝本館の入浴剤、湯の花配合品、医薬部外品の薬用入浴剤など。温泉分析書ベースの誠実な再現
  • 雰囲気や見た目だけの再現:温泉地名を冠した一般的な「温泉の素」など。温泉地名を借りた商品

天然温泉に近い入浴剤」を本気で探している方が読みたいのは、まず①〜②、次に③の商品ですよね。④の「雰囲気だけ」の商品は、この記事の対象から外しています。

当記事のスタンス:本記事で紹介する5商品は、すべて①〜③のいずれかに該当する「本物寄り」の入浴剤です。ただし優劣をつける選定やランキングではなく、それぞれが違う角度から「天然温泉に近づこう」としている誠実な商品として紹介します。どの入浴剤も何かしらの良さはあると思うので、別に「これはダメ」「これは絶対良い」などと断定するつもりはありません。

天然温泉に限りなく近い入浴剤5選

まずは5商品の全体像を一覧表でお見せします。僕の主観も入りますが、本物度合いは以下の3段階で評価しています。

  • ★★★★★:源泉に限りなく近い(湯の花100%近く、または合成成分不使用の源泉濃縮液)
  • ★★★★:本物の湯の花を多く加工配合したもの
  • ★★★:本物の温泉成分(源泉乾燥末など)を配合した医薬部外品・老舗オリジナル品
商品名本物度合い分類温泉地
① 別府明礬温泉 薬用湯の花★★★★★湯の花100%近く大分・別府明礬
② 草津名湯の湯 濃縮温泉★★★★★源泉濃縮液(合成成分不使用)群馬・草津西の河原通り
③ マグマオンセン別府(海地獄)★★★源泉乾燥末配合(着色料・香料あり)大分・別府海地獄
④ 湯けむり草津の湯入浴剤★★★★本物の湯の花配合群馬・草津温泉
⑤ 第一滝本館 滝本の入浴剤★★★登別5泉質再現の老舗オリジナル北海道・登別温泉

※本物度の評価は、4段階フレームの①〜③のどこに位置するか、合成成分の有無、本物の湯の花の有無などを総合的に見てぼくが判断したものです。では、ここから1つずつ詳しく見ていきます。

どれがおすすめというか、まあ全部ぼくは好きなんですが、1つ選べと言われたら①みょうばん湯の里ですかね。

① 別府明礬温泉 薬用湯の花|重要無形民俗文化財の本物

まず外せないのが、別府明礬温泉 薬用湯の花(みょうばん湯の里)。これは「天然温泉に近い入浴剤」を語る上で、最初に挙げたい本物中の本物です。

重要無形民俗文化財に指定された伝統製法

別府明礬温泉の湯の花は、江戸時代から続く独自の製法で作られています。地面から噴き出す温泉の噴気と、明礬温泉特有の青粘土を組み合わせて、わら葺きの湯の花小屋の中で約40日かけて結晶化させるという、世界的にも珍しい採取方法です。

この伝統製法は2006年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。文化財として国に認められた製法で作られる入浴剤は、おそらく日本で別府明礬の湯の花以外にはありません。これだけでも「天然温泉に近い入浴剤」の最有力と言えますね。

温泉ソムリエ視点での解説

明礬温泉エリアの源泉は、源泉によって泉質に幅がありますが、共通するのは「酸性+含硫黄+硫酸塩+アルミニウム」系のキャラクター。pH1.7〜2台の強酸性源泉もあり、刺激の強い温泉地ですね。湯の花にも、硫黄成分や硫酸塩鉱物が豊富に含まれます。温泉らしい温泉です。

温泉の10泉質で読み解くと、別府明礬の湯の花は「硫黄泉」+「硫酸塩泉」+「酸性泉」の複合泉質の要素を、本物の湯の花の形で家庭の浴槽に持ち込める商品、ということになるかなと思います。

使用上の注意

これ、これから当記事で紹介するすべての入浴剤に当てはまりますが、

本物中の本物だけに、家庭の浴槽との相性には注意が必要です。強酸性かつ硫黄成分を含むため

  • 追い焚き循環式の風呂利用は基本NG
  • ホーロー浴槽もNG
  • 残り湯の洗濯利用も避ける

そして「使った後にすぐお湯を抜いて軽く浴槽を洗い流す」ことも大切です。

家庭向けの商品ではありますが、取り扱いには気をつけてください。逆にこれをクリアできれば、家で別府明礬の本物の湯を味わえる、温泉好きにはたまらない一品です。

入浴剤

別府明礬温泉 薬用湯の花

江戸時代から続く伝統製法で、明礬温泉の噴気と青粘土から結晶化させた天然湯の花。2006年に国の重要無形民俗文化財に指定された、本物中の本物の入浴剤です。硫黄泉+硫酸塩泉+酸性泉の複合要素を家庭で味わえる希少な商品。追い焚き不可・ホーロー不可など使用条件にはご注意を。

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② 草津名湯の湯 濃縮温泉|源泉を4-5日かけて濃縮

次は、有名な草津温泉の草津名湯の湯 濃縮温泉です。液体のペットボトルのような形で、例えば500mlで約5回分の天然温泉濃縮液の販売があります。

本物の源泉を100℃以下でゆっくり濃縮

この商品というと、草津温泉・西の河原通りにある本物の源泉を、独自の方法で4〜5日かけてゆっくり濃縮した、合成成分不使用の天然温泉濃縮液だそうです。

特に注目したいのは、沸騰点100℃を大きく下回る温度でゆっくり濃縮している点。これは温泉成分(特に揮発性のあるもの)をできるだけ残すための工夫だと思われます。100℃で一気に煮詰めると失われる成分があるところを、低温でじっくり時間をかける製法は、本物の温泉成分への敬意を感じる作り方です。

商品ラベルの泉質表記は「pH2.4 酸性-アルミニウム-硫酸塩泉」

ただし、草津の有名な湯畑の源泉とは違う源泉です。湯畑(pH2.1の硫黄複合泉質)と比べると、こちらは西の河原通りの源泉のお湯を体験できます。「酸性泉」+「硫酸塩泉」の複合泉質の要素が入っていると言えるかなと思います。

「合成成分一切なし」のスタンス

もうひとつ強調したいのが、「合成成分はいっさい使用されておりません」と明示されています。香料も着色料も使わず、純粋に源泉を濃縮しただけの商品で、これは「天然温泉に近い」という意味で大きいかなと思います。

使用上の注意

本物の源泉の濃縮なので、これも使い方には注意が必要です:

  • 追い焚き不可
  • 大理石浴槽不可
  • 残り湯洗濯不可
  • 他の入浴剤との併用不可
  • 入浴後はすぐにお湯を流して軽く水洗いを忘れない!!

200Lの浴槽に100mlを入れる使い方で、500ml瓶で約5回分。すぐなくなるので1回あたりの単価はそこそこしますが、「合成成分なしの本物の草津源泉」を体験できる希少さを考えると、温泉好きには納得できる価格だと思います。

入浴剤

草津名湯の湯 濃縮温泉(天然温泉濃縮液)500ml

草津温泉・西の河原通りの源泉(pH2.4)を、合成成分なしで独自にゆっくり濃縮した天然温泉濃縮液。500mlで約5回分。本物の草津のお湯を家庭で味わえる希少な一品です。追い焚き不可・他の入浴剤と併用不可など使用条件には注意してください。

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③ マグマオンセン別府(海地獄)|本物の温泉水を一部配合した40年ロングセラー

続いて紹介するのが、マグマオンセン別府(海地獄)です。40年以上のロングセラー商品として、別府温泉系の入浴剤の中ではかなり知名度があるようです。

海地獄温泉水を噴霧乾燥末として配合した医薬部外品

マグマオンセン別府の特徴は、別府海地獄の温泉水を噴霧乾燥した粉末(噴霧乾燥末)を配合している点。「噴霧乾燥」というのは、液体を細かい霧状にして温風で乾燥させて粉末状にする技術です。これによって、温泉水の成分をある程度残した形で固形化できます。

メーカー公式の全成分は以下の通り(医薬部外品):
有効成分:乾燥硫酸ナトリウム、別府市海地獄の温泉水の噴霧乾燥末
その他の成分:ポリリン酸ナトリウム、青色1号、黄色4号、香料

注意して読むと、有効成分の筆頭は「乾燥硫酸ナトリウム」となっています。別府海地獄温泉水の噴霧乾燥末はその次。つまり、正直に評価すると、「本物の海地獄の温泉水成分を一部含んだ硫酸塩泉系の入浴剤」というのが正確な位置づけかもしれません。「源泉そのもの」を純粋に商品化しているわけではありません。

本物の海地獄の青と、入浴剤の青の違い

ちょっと話がそれますが。この入浴剤マグマオンセン別府を使うと、お湯が美しいマリンブルーになります!

これは本物の海地獄温泉と同じ色合いを再現するというコンセプトだと思います。しかし、仕組みとしては本物の海地獄の青と、入浴剤の青では、色の出方の仕組みはまったく違います

本物の別府海地獄の青は、温泉中に含まれる硫酸鉄が溶解していることによる発色だそうです。地下深くから湧き出た温泉成分そのものが生み出す、自然の青色です。一方、マグマオンセン別府の青は、全成分表記の通り「青色1号」「黄色4号」という合成着色料による色付けです。視覚的には本物の海地獄を彷彿とさせる美しい色ですが、色の由来は本物とは別物、ということになりますね。どうでもいい話かもしれませんけど(笑)

「マリンブルーのお湯」というキャッチコピーは魅力的ですが、そこはあえていうと「本物の海地獄の青がそのまま再現されている」わけではなく人工的といえますね。

40年以上愛され続けるロングセラー

とはいえ、マグマオンセン別府が40年以上ロングセラーで愛されています。

本物の海地獄温泉水を噴霧乾燥末として配合しているという点で、温泉地名を借りただけの再現品ではなく、本物の温泉成分も含まれているのは確かです。

乾燥硫酸ナトリウムを主体とする硫酸塩泉系の薬用入浴剤として、医薬部外品としての効能(疲労回復、神経痛、肩こり、冷え症など)も認められた商品です。

「本物の海地獄を完全再現した源泉そのもの」を期待するなら少し違いますが、「本物の海地獄温泉水も一部含んだ、医薬部外品の実用的な硫酸塩泉系入浴剤」として捉えれば、家庭で別府気分を味わうのに十分な商品です。30回分のお得サイズもあり、コスパも◎です。

入浴剤

マグマオンセン別府(海地獄)30回分

別府海地獄の温泉水を噴霧乾燥した粉末を配合した40年以上のロングセラー医薬部外品。主成分は乾燥硫酸ナトリウム、有効成分として海地獄温泉水の噴霧乾燥末も配合。湯色は美しいマリンブルーで、別府気分を味わえる定番品。

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④ 湯けむり草津の湯入浴剤|湯の花配合の使いやすさ

またまた草津ですが、「本物の湯の花は限定品で現地に行かないと手に入りにくい」「源泉濃縮液もお値段が…」という方に、バランスの良い選択肢として推したいのが湯けむり草津の湯入浴剤です。

草津町産の本物の湯の花を配合

この商品の決め手は、草津町産の本物の湯の花を配合している点です。※商品ラベルの注釈には「湯の花は、成分表示上ミネラル塩(保湿成分)として表記されています」と明記あり。

全成分は、硫酸Na・塩化Na・炭酸Ca・酸化チタン・ミネラル塩(草津湯の花)・PEG-400・トリラウレス-4リン酸Na・ステアリン酸・アスコルビン酸Na・プルラン・炭酸K・チオ硫酸Na
温泉ソムリエ的に読み解くと、「硫酸塩泉系」+「塩化物泉系」+「硫黄泉系」の要素を組み合わせて、湯畑源泉のキャラクターを意識した複合設計と読めます。

本物度と使いやすさのバランス

湯けむり草津の湯の強みは、本物の湯の花配合という本格派の側面と、家庭で使いやすい加工配合という現実性のバランス。湯の花100%に近いほど追い焚き禁止・ホーロー不可など制約が多いですが、こちらは加工配合品なので、家庭での扱いやすさが上がっています。

1包25gで浴槽1回分、3包(3回分)のお試しサイズと、500gの大容量サイズがあります。「まずは本物の湯の花配合の入浴剤を試してみたい」という方は、3包入りのお試しサイズから始めるのがおすすめです。

使用上の注意

ただし、本物の湯の花は含むので、以下の点には注意してください:

  • ホーロー浴槽不可
  • 残り湯洗濯不可
  • 使用後はすぐにお湯を抜いて洗うこと推奨
入浴剤

湯けむり草津の湯入浴剤 湯の花配合(25g×3包)

草津町産の本物の湯の花を配合した、家庭で使いやすい湯の花入浴剤。硫酸Na・塩化Na・炭酸Caに、湯の花(成分表示上は『ミネラル塩』)を加えた、湯畑源泉を意識した設計です。25g×3包の試しやすいサイズ。ホーロー浴槽不可・残り湯洗濯不可など使用条件には注意してください。

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⑤ 第一滝本館 滝本の入浴剤|登別5泉質を再現する老舗オリジナル

最後にご紹介するのが、第一滝本館 滝本の入浴剤です。北海道・登別温泉発祥の宿、第一滝本館のオリジナル商品で、500g・約20回分の大容量ボトルです。本物の登別の湯の花そのものではなく、登別5泉質の主要要素を成分配合で再現した老舗オリジナル品です。

登別5泉質の主要要素を家庭で再現

第一滝本館は、1858年(安政5年)創業の登別温泉発祥の宿。1500坪の大浴場に35の浴槽、そして日本の10泉質のうち5種類(硫黄泉・芒硝泉・酸性泉・食塩泉・重曹泉)を楽しめる(第一滝本館公式の表現)という、まさに登別温泉そのものを体現する老舗です。

「滝本の入浴剤」は、この第一滝本館がプロデュースする家庭用入浴剤です。全成分はミネラル塩・硫酸Na・炭酸Ca・チオ硫酸Naなど。温泉ソムリエ的に読み解くと、「塩化物泉系」+「硫酸塩泉系」+「硫黄泉系」の3つの泉質要素が組み合わさり、加えて炭酸Caで登別らしい白濁の見た目を作っている設計です。

登別温泉が持つ5泉質のうち、酸性泉(pH3未満)は家庭用入浴剤では再現が難しいので、それ以外の主要泉質をぎゅっと家庭用に再現した、と読めます。本格的な老舗温泉旅館のオリジナル商品ならではの誠実な設計ですね。

500g・約20回分の大容量とコスパ

第一滝本館の入浴剤の魅力のもう一つは、500g・約20回分の大容量ボトルであること。本格派の入浴剤としてはコスパも良いので、自宅で日常的に「登別温泉気分」を味わいたい方に向いています。

使用上の注意

公式が明記している通り、こちらも以下の制約があります:

  • ホーロー浴槽では使用不可
  • 循環風呂NG、長時間お湯を入れたままなどもNG
  • 追い焚きNG
  • 入浴後は、洗い流すこと

家庭の浴槽との相性は事前に確認してから使ってください。

入浴剤

第一滝本館 滝本の入浴剤(500g・約20回分)

登別温泉発祥の宿・第一滝本館(1858年創業)が販売するオリジナル入浴剤。ミネラル塩・硫酸Na・炭酸Ca配合で、登別らしい白濁の湯を家庭で再現。500gの大容量ボトルでコスパも◎。

第一滝本館の公式サイトで見る→

「天然温泉に近い入浴剤」を使う際の注意点

5商品それぞれの説明でも触れましたが、本物の温泉成分を含む入浴剤を家庭で使う場合は、いくつか共通の注意点があります。しつこいですが、一応まとめておきますね。

① 追い焚き・循環式の風呂釜との相性

本物の温泉成分(特に硫黄や酸性成分)は、追い焚き循環式の風呂釜内部の金属パーツを腐食させる可能性があります。多くのメーカーでは追い焚き禁止と明記されているので、必ず商品の注意書きを確認しましょう。追い焚き機能は使わないでください。

② 浴槽素材との相性

特にホーロー浴槽・大理石浴槽は、酸性成分との相性が悪く、表面が傷む可能性があります。一般的なFRP製・人工大理石・木製浴槽なら問題ないことが多いですが、念のため自宅の浴槽素材を確認してから購入するのがおすすめです。

③ 残り湯の洗濯利用はしない・アクセサリー類も外す

本物の温泉成分を含むお湯で洗濯すると、衣類の変色や金属パーツ(ファスナー等)の腐食を起こす可能性があります。残り湯洗濯はせず、入浴後はお湯を流すのが基本です。

またアクセサリー類もつけたまま入ると変色したり腐食する可能性があるので外しましょう。

④ 使用後はすぐにお湯を抜く

本物の温泉成分は、長時間浴槽に残しておくと浴槽の劣化を早める原因になります。入浴が終わったら早めにお湯を抜き、軽く浴槽を水で流すのがおすすめです。

⑤ 他の入浴剤との併用

「天然温泉に近い」系の入浴剤は特に、他の入浴剤との併用を避けるのが基本です。成分同士が化学反応を起こす可能性があり、効果が変わったり予想外の現象が起きたりすることがあります。

それと、用量以上に濃くしすぎるのもやめた方が良いと思います。知識のある人がやるならまだしも、わからずにやると安全性を満たす以上の成分が体に悪影響を及ぼす可能性もないわけではありません。用量の通りに入浴剤を使いましょう。

これらの注意点は、逆に言えば「本物の温泉成分を扱っているからこそ起きる現象」とも言えます。これらの注意点が前面に出てくる商品ほど、”本物に近い”と考えることもできます。雰囲気だけの入浴剤には、こういった注意書きは少ない/控えめですからね。

よくある質問(FAQ)

本物の湯の花100%の入浴剤と、温泉地公認の市販入浴剤の違いは何ですか?

湯の花100%に近い商品は、現地の温泉から採取した結晶そのもので、本物中の本物です。一方、温泉地公認の市販入浴剤(バスクリン「日本の名湯」シリーズなど)は、各温泉地の温泉分析書をベースにメーカーが成分配合した商品で、家庭で使いやすいよう調整されています。本物度では湯の花が上ですが、追い焚き不可など、実用性においては市販品の方が便利な場合もあります。また、色や香りなどの雰囲気も市販品は幅広いです。

温泉地名が書いてあれば本物の温泉成分が入っているのですか?

必ずしもそうではありません。温泉地名はあくまで商品名・コンセプトとして使われている場合もあり、本物の湯の花や源泉成分が入っているかどうかは、商品の成分表示や公式情報を確認する必要があります。商品ページや公式サイトで「湯の花配合」「温泉水配合」「温泉地公認」などの明示があるかをチェックすることをおすすめします。

本物の湯の花は追い焚き可能ですか?

基本的にはNGです。湯の花は本物の温泉成分(硫黄・酸性成分など)を多く含むため、追い焚き循環式の風呂釜では金属パーツを腐食させる可能性があります。商品の注意書きに従ってください。

天然温泉に近い入浴剤と、医薬部外品の薬用入浴剤はどちらが効きますか?

これは目的によって違います。本物の温泉成分を体感したいなら本記事で紹介した湯の花系や源泉濃縮液系、特定の効能を求めるなら有効成分を厳密に配合した医薬部外品の薬用入浴剤が合う人もいるかもしれない、というイメージです。両者はアプローチや方向性が違って、別の価値を提供していると考えることもできるでしょう。

本物の温泉成分が含まれる入浴剤はどこで買えますか?

各温泉地の現地のお土産店、楽天市場・Amazonなどの通販、公式オンラインショップなどで購入できます。本記事で紹介した5商品はすべて通販で入手可能なものを選びました。ただし、湯畑採取の湯の花のような現地限定の希少品(草津温泉とか。今回紹介した草津商品とは別の商品です)もあるので、現地に行った際に探すのも温泉旅の楽しみのひとつです。

まとめ|天然温泉に限りなく近い入浴剤5選

湯守みなと的に「天然温泉に限りなく近い」と判断した入浴剤5選を紹介してきました。最後にまとめます。

商品名本物度キーフレーズ
① 別府明礬温泉 薬用湯の花★★★★★重要無形民俗文化財の本物
② 草津名湯の湯 濃縮温泉★★★★★合成成分不使用の源泉濃縮液
③ マグマオンセン別府(海地獄)★★★海地獄温泉水の噴霧乾燥末配合(着色料・香料あり)
④ 湯けむり草津の湯入浴剤★★★★本物の湯の花配合・家庭で使いやすい
⑤ 第一滝本館 滝本の入浴剤★★★登別5泉質を成分配合で再現

本記事で紹介した5商品は、湯守みなと視点で「本物の湯の花系・本物の源泉成分・温泉分析書ベースの誠実な再現」のいずれかに該当する、本物寄りの入浴剤たちです。

本物の温泉成分を含むがゆえに、追い焚き不可・ホーロー浴槽不可・残り湯洗濯不可など、家庭で使う上での制約は多くあります。でもこれは「本物に近い」ことの裏返し。雰囲気だけの入浴剤では起きない、温泉ソムリエ的にも納得できる現象です。

家庭の浴槽環境とライフスタイルに合わせて、ぜひ「自分にぴったりの本物に近い入浴剤」を見つけてくださいね。湯守みなとも、これらの入浴剤を上手に使い分けながら、家でも温泉気分を楽しんでいます。

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