「温泉ソムリエって、難しいの?」
取る前に一番気になるのはそこだと思います。僕も事前に少し調べましたが、「難易度は低いぞ」という情報はたくさんあっても、実際どのくらいかがよくわからなかった記憶があります。
この記事では、実際にオンライン講座(N-Academy)で取得した立場から、難易度について正直に書きます。
「難しくない」という結論は同じですが、その理由と、ぶっちゃけ「ここはちょっと眠くなった」というリアルな部分もあわせてお伝えします。
- 温泉ソムリエが難しくない理由(本質から)
- オンラインテストの実態と1回目1問ミスの体験談
- 正直なところ難しいと感じた場面
- 向いている人・やや苦労するかもしれない人
結論:難しくありません。ただし、理由があります
先に結論を言うと、温泉ソムリエは難しくありません。
「温泉ソムリエ資格の取り方|2つのルートを徹底比較」の記事でも紹介しましたが、
リアルセミナー講座の場合は、半日の講座を全て受講し終えるるとそのまま試験なしで「温泉ソムリエ認定」となる仕組みでした。
オンライン講座の場合は、25問のテストに全問正解しないといけないというルールがあるので「ハードルが高そう」と感じる方もいると思います。ただ、テストの性質・講座の設計・何度でも受け直せるという条件を合わせて考えると、詰まる場面はほぼありません。ちゃんと動画をすべて視聴すれば、誰でも受かります。
「なぜ難しくないのか」を、この資格がそもそも何を目指しているかから説明します。
なぜ難しくないのか|この資格が目指していること
「温泉の成分表を書く」資格ではない
これはあくまで私の見方ですけど、
温泉ソムリエは、温泉の高度な研究者になるための資格ではありません。温泉分析書を自分で書いたり、温泉水の成分を化学的に調べたりできるようになる資格でもない。
一言で言うと、「温泉の成分表を読んで楽しめるようになる」ための資格です。書く側ではなく、読む側。作る側ではなく、楽しむ側の知識を学ぶ内容です。
この前提を理解するだけで、難易度への不安がかなり変わると思います。
簿記ではなく、管理会計を学ぶイメージ
受講してみて感じたのは、この講座は簿記ではなく管理会計を勉強しているようなイメージに近いということです。
簿記は細かいルールと数値を正確に処理できるようになること、管理会計は「数字を読んで、経営判断に活かすこと」が目的です。どちらも数字を扱いますが、求められる知識の深さと方向性がまったく違います。実務作業者としては前者の知識が必要ですが、経営者なら後者で十分です。
温泉ソムリエも同じで、「成分の化学式を正確に扱えるようになること」ではなく、「成分表を見て、この温泉の特徴はこういうことか、と読み解けるようになること」が目標です。文系の僕でも「ちゃんとわかる」と感じられたのはそのためだと思っています。
テストは「審査」ではなく「確認」
オンラインテストの25問は、講義動画で学んだ内容をちゃんと理解できているかを確認するためのテストです。受講者を振るい落とすための試験内容ではありません。
動画をしっかり見て、テキストの要点を押さえていれば、対応できる問題が並んでいます。その意味で、確認になるのでテストも勉強になります。また、受講期間中は何度でも受け直せるので、1回で合格できなくても問題ありません。
オンラインテストの実態|1回目に1問ミスした話
25問・3択・全問正解が合格ライン
テストの形式は以下の通りです。
- 問題数:25問
- 形式:問題文・A/B/Cの3択
- 合格ライン:全問正解(得点率100%)
- 受験回数:受講期間中(155日)は何度でも可
- 制限時間:あり(25問程度ならかなり余裕をもって回答できる)
- 合否:その場ですぐ確認できる
「全問正解」という条件は確かにきつく見えますが、繰り返し受験できる設計なので、実質的なハードルは高くありません。1回目と2回目でテスト問題は変わりませんでした。
1回目に1問ミスして、2回目で全問正解した
僕の場合、1回目のテストで18問目だけ間違えました。24問正解・1問ミスです。
間違えた問題を確認してみると、「あ〜そっちだったか」という内容でした。もちろん動画でも触れていた内容だったので、少し悔しかったです。ただ、どの知識があいまいかかがはっきりわかったので、2回目は同じ問題を意識しながら受けて、全問正解しました。
2回やったことで、むしろ理解が深まった部分もあります。1回目で落ちることを「失敗」と思わなくていいと思います。むしろ複数回受けた方が勉強になりそう。
講義では正直なところ、難しいと感じた場面はある
「難しくない」と書いておいて矛盾するようですが、受講中には「ここの内容は、ちょっとしんどいな」と感じた場面はぶっちゃけありました。
講師の話術が非常に面白いので全編を通して引き込まれるのですが、部分的に難しいというか、眠くなりました(笑)。
後半の化学成分の話は、段々ついていきにくくなるかも
講座の後半になると、温泉の化学成分が次々と出て増えてきます。
ナトリウム、カルシウム、マグネシウムあたりはまだ聞いたことのある名前ですが、塩化物イオン・硫酸イオン・硫化水素イオンなど、似たような名前のものが大量に出てきます。
さらに冒頭に出てくる「pH何以上」「温度何度以上」とかはまだ分かりやすいけど、「成分何ミリバル%以上」という数値の条件とかも重なってくるし化学式も出てくるで、理系の知識に馴染みのない人は「あれ、どれがどれだっけ」という状態になりかけます。
文系の僕には、「え?」「ん?」って感じに少しなる。
後半そこの部分だけはちょっと眠くなりました。
ただ、ここで詰まっても大丈夫でした。この講座は最終的に「結局ここだけ読み解ければいい」という本質に戻ってきてくれます。
細かい成分の暗記や数値の完全把握よりも、「温泉の特徴をどう読むか」という実用的な視点が軸なので、頭が混乱してきたとしても、最後には「なるほど、こういうことか」という着地点があります。
そして、テストにも細かい化学成分の暗記を求める問題はほぼ出てきません。「難しそうな話を聞いた→でもテストには出ない」という安心感が、受講後半のハードルを下げてくれています。
テキスト458ページという圧迫感
届いたテキストを見て最初に思ったのは、「分厚すぎる(笑)」でした。
背表紙まで含めると459ページ。普通の本の2〜3倍のボリュームです。しかもテキスト量もびっちり。
ただ、これを全部読む必要はありません。動画講義でテキストのどのページを見ればいいかを具体的に案内してくれるので、「ここのページの、この2行を見てください」という形で進みます。
テキストは辞書のような使い方が基本で、端から読み込む教材ではないです。(端から端まで読み込むのは、受講後自分で。)
「分厚い=難しい」ではないので、最初の見た目で引かないようにしてください。ただこのテキスト、読んでみるとかなり面白いことが書いてあるので、少しずつでも読んでみることをおすすめします。
こういう人は特に問題ない
- 温泉が好きで、知識をつけたいという動機がある人
- 文系で、化学は苦手という人(僕がそうでした)
- 動画を数日程度でまとめて見られる時間がある人
- 「1回で合格できなくてもいい」と思える人
- 「全部完璧に覚えなくていい」と割り切れる人
こういう人はやや苦労するかも
- 化学成分の細かい数値まで完全に理解しようとする人(必要ないのにしんどくなる)
- 「1発合格じゃないと嫌」というプレッシャーをかけすぎる人
- テキストを最初から全部読もうとする人(途中で力尽きる)
- 温泉の高度な専門知識を最初からつけたい人(目的が違うかも)
苦労するパターンに共通しているのは、「必要以上に完璧にしようとすること」です。
この講座の目的は「温泉をもっと楽しめるようになること」なので、そこに向かって進んでいれば自然とゴールに着きます。
講師の家元の方は、とっても温泉に対してポジティブな考え方を持っている方なので講義自体はすごく面白かったです。
まとめ
- 難易度は低い。「温泉の読み方を学ぶ」講座であって、専門家養成ではない
- オンラインテストは25問・全問正解が必要だが、何度でも受け直せる
- 後半の化学成分の話は混乱しやすいが、最終的に本質に戻ってくれる。テストにも細かい暗記は出ない
- テキスト458ページは圧迫感があるが、全部読む必要はない
- 文系・化学苦手でも問題なし
受講から合格までの具体的な流れは、体験記シリーズにまとめています。どんな雰囲気で学べるか、テストの実際はどうだったかが気になる方はあわせて読んでみてください。
→ 【体験記④】温泉ソムリエ認定講座を受講してみた
→ 【体験記⑤】温泉ソムリエのオンラインテストを受けてみた
【温泉ソムリエが気になった方へ】
オンライン講座(N-Academy)なら自分のペースで受講でき、テストは何度でも受け直せます。受講期間は155日(約5ヶ月)、費用は28,600円(税込・認定料・発送料含む)です。
※本サイトは温泉ソムリエ協会の公式サイトではありません。