僕は子どもの頃から、毎日温泉に入るのが当たり前でした。
今思えば「なんて贅沢なことなんだ」状態ですが、大人になるまでその有り難さには気づきませんでした。
だいぶ昔に、祖父が家の隣に温泉小屋を建ててくれていたので、夜の入浴は毎日温泉、休日も朝風呂や昼風呂も当たり前という環境で育ちました。家族や親族はみんな「温泉に入った日とそうでない日で、足・腰・肩の疲れの取れ方が全然違う」と口をそろえていて、僕もそれを体では知っていたわけです(でもあまり自覚はなかった)。
しかし、温泉の効果(温泉ソムリエ的には”効果”と言うのはNGですがここではあえて効果という言葉を使います。)や、温泉の成分表の読み方などは全く知りませんでした。
20年以上、毎日のように温泉に入ってきたはずなのに。それが少し引っかかっていて、温泉ソムリエの資格を取ることにしました。
この記事では、その動機と経緯を正直に書いておこうと思います。
- 湯守みなとが温泉ソムリエを取ろうと思った理由
- 上京後に感じた「温泉とスパの違い」への疑問
- 3つある取得ルートの中でオンライン講座を選んだ経緯
子どもの頃から、温泉は「当たり前」だった
祖父が建てた温泉小屋の話
僕の実家には、祖父が昔建てた温泉小屋があります。嘘だと思われそうですが、マジです。
正式な許可を取って源泉を引いた、完全な家族専用の温泉です。おじいちゃんの趣味みたいなもので、商業利用は一切していません。(そもそもそういう目的じゃない)
物心ついた頃からそれが当たり前だったので、「温泉って特別なもの」という感覚は、正直なところずっとありませんでした。
夜ご飯を食べて、温泉に入って、寝る。それが日常でした。旅行先で温泉宿に泊まることがあっても、「あ、うちと同じだ」もしくは「お湯がちょっと違うな」くらいの感覚だったと思います。というか、そもそも温泉宿に泊まりに行く、という発想自体が我が家にはあまりなかったです。(なんか、すみません。有り難すぎて申し訳なくなってきた)
家族や友人がよく言っていたのは、「温泉に入った日とそうでない日で、疲れの取れ方が全然違う」という話です。足・腰・肩の具合が変わる、と。子どもの僕にはそこまでピンとこなかったけど、大人になってからは「あれはそういうことだったのか」と思えるようになりました。
上京してから感じた「温泉ロス」と、銭湯通い
上京してからはずっと田舎を離れた生活をしています。旅行に行ったときに温泉に入るくらいになりました。そこで、ありがたみを身に沁みてきた感じ。毎日はいれていた環境がなくなって、初めて「温泉って贅沢なものだったんだ」と実感したといいますか。
とはいえ、「お風呂が好き」という感覚はずっとありました。独身時代は近所の銭湯やスパにはよく行っていましたし、温泉じゃなくても、広い湯船でゆっくりするのは今でも好きです。
ただ、銭湯やスパと、本物の温泉は、気持ちよさの質が違う気がしていたんですよね。感覚的にそう思っていたけど、うまく言葉にできない、科学的な説明ができない(そもそも根拠があるのかわからない)。
「なんか違う」はわかるのに、「なにが違うのか」がわからない状態が、ずっと続いていました。
温泉ソムリエという資格を知ったきっかけ
「違い」の正体を、ちゃんと知りたかった
社会人になってから、自分の興味のあることを少しずつ勉強するようになってきました。
山登りとかグランピングが好きだから少し「自然」の知識を掘り下げたり。観光に行った時は、そこにまつわる「歴史」を自分で勉強したりとか。
なんとなく「好き」で終わらせるより、もう少し解像度を上げて楽しみたいという気持ちが多方面で出てきた、という感じです。
「温泉」についても、知りたい欲はずっとありました。銭湯とスパと温泉の気持ちよさが違うのはなんとなくわかる。でも成分表を見てもさっぱり読めない。温泉地によって色も匂いも全然違うのに、その理由をちゃんと説明できない。
そういう知りたいけど、どこから手をつけていいかわからないような気持ちはうっすらとあったかなと思います。
オンラインで取れると知って、即決した
「温泉ソムリエ」という資格を知ったとき、まず「オンラインでも取れる」というのが目に入りました。会場に行かなくていい、自分のペースで進められる、受講期間は5ヶ月ある。
「これは良い」と思って、その日のうちに申し込みました。温泉が好きで、知りたいことがあって、学べる手段があった。それだけで十分でした。ちょっと値段は高いかなと一瞬躊躇はしましたけど、せっかくだからと思って。
温泉ソムリエの取得ルートは全部で3つあるのですが、僕がオンライン講座を選んだ理由や他のルートとの比較は、別記事でまとめています。
この体験記シリーズについて
この記事から始まる体験記シリーズでは、申し込みから認定証取得までの流れを順番に書いていきます。
- 【体験記①】温泉ソムリエを取ろうと思った理由(この記事)
- 【体験記②】N-Academyの受講を申し込んでみた
- 【体験記③】温泉ソムリエのテキスト・教材が届いた!開封レビュー
- 【体験記④】温泉ソムリエ認定講座を受講してみた
- 【体験記⑤】温泉ソムリエのオンラインテストを受けてみた
「取ろうか迷っている」「オンライン講座ってどんな感じ?」という方の参考になれば嬉しいです。次の記事では、申し込みの具体的な手順と、申し込んでから受講が始まるまでの流れを書いています。
【温泉ソムリエ取得が気になった方へ】
僕が受けたオンライン講座(N-Academy)の詳細は公式サイトで確認できます。受講期間は5ヶ月(動画自体はおよそ4時間ぐらい・テキストはかなり分厚い)申し込みを行い、テキストが自宅に届いたら勉強を始められます。